1・創造的マインドの専門家とは?
「マインド資本」を高めて、人と組織を活性化する仕事です。
どんなに行動を変えようとしても、マインドが変わらなければ何も変わりません。 無理に行動しても、結局は元に戻る——それが人間の脳の仕組みです。
たとえば、旅に出たいと思っていない人に、立派なスーツケースを渡しても意味がありません。

人が本当に動き出すには、
「心の納得」——つまり“内側からの動機”が必要なのです。
心理学では「ものの見方」のことを「認知」と呼びます。 この認知の枠組みを変えなければ、行動は変わらず、結果も変わりません。 それは、個人の変化にも、組織の変化にも通じる根本の原理です。
私たちは、この“認知の土台=マインド資本”に働きかけ、 人と組織が内側から変化していくプロセスを支援しています。

たとえば、コンサルタントは「ヒト・モノ・カネ・情報」といった経営資源に対して、 “何をどうすべきか”を助言・設計する専門家です。
一方、創造的マインドの専門家が向き合うのは、 それらの資源を「どう活かすか」という“とらえ方”や“姿勢”——つまりマインドです。
安定した時代には、論理やノウハウ、スキルが成果につながりました。 しかし今、誰もが「正解のない問い」に向き合っている時代です。 求められるのは、知識ではなく「内側から生まれる力」です。
近年の心理学では、心の不調に対処するだけでなく、 幸福や活力、創造性といった人の“プラスの側面”に注目する「ポジティブ心理学」が広がっています。 また、Googleが提唱した「心理的安全性」や、 スティーブ・ジョブズが実践した「マインドフルネス」など、 マインドの質がパフォーマンスに直結するという認識も、世界のあらゆる場面で共有されています。
そして今、人々の欲求は「何を持つか」ではなく「どう生きるか」へ。 マズローが唱えた“自己実現の欲求”や“幸福感”が、現代のあらゆる組織課題の根幹に関わっています。
心の領域は、メンタルケアからマネジメント、そしてウェルネスへ。
私たちの役割は、人と組織のベースとなるマインド資本を高めて、改革を実現することにあります。
2・なぜ、外部のサポートなのか?
内部の視点だけでは、気づけない
“心の枠”があるからです。
リーダーや経営者は、多くの経験と知見を持っています。 その力は、日々の意思決定や現場対応において、大きな役割を果たしているはずです。
しかし、その経験こそが、“心の枠”を固定し、未来への自由な発想を妨げてしまうことがあります。 人間には、自分にとって馴染みのある枠組みで物事を理解しようとする性質があり、それが“今ある状態を維持しよう”という無意識の作用——いわゆる「現状維持マインド」につながります。

この枠組みの中にいると、自分の思考や判断の偏りに気づくのが難しくなります。 それは、まるで偏光サングラスをかけて景色を見ているようなもので、本人にとっては自然な視界でも、実は色や輪郭が変わってしまっています。
また、組織全体も一つの「集団的マインド」を持っています。 内部の人間は、その集団的マインドの影響を受けて思考や行動が形成されるため、組織全体が“現状の枠内”にとどまってしまいやすいのです。
特に、変化を求める局面では、この“枠の外に出る”という発想が必要になります。 けれどその外側には、まだ見ぬ未来や、不確かなものが待っており、そこは多くの人にとって「心理的に不安定な場所」でもあります。
すると、無意識のうちに安心できる今の状態に“引き戻そうとする力”が働きます。 この力こそが、変革を阻む最大の要因です。
だからこそ、外部の専門家の存在が重要なのです。
私たちは「今いる場所の延長線上での答え」ではなく、「そもそも、どこを目指したいのか?」を問い直します。

コンサルタント=教える人
たとえば、コンサルタントが「料理のレシピを教える人」だとすれば。

創造的マインドの専門家=真の目的を引きだす人
私たちは「あなたは何を作りたかったのか?」を一緒に探し、 場合によっては「そもそも、料理ではなく“人が集まる場”をつくりたかったのでは?」と、真の目的に気づくお手伝いをします。
目的が変われば、選ぶ手段や進む道も変わります。 私たちが外部支援として担うのは、 正解を教えることではなく、“現状の枠を超えた未来”を描き、そこに向かうためのマインドを引き出すこと。
変化の時代に必要なのは、現状の延長ではなく、思考の飛躍です。 そのジャンプを安全かつ本質的に支援するのが、私たち「創造的マインドの専門家」の役割です。
3・具体的に、何をするのか?
感性に訴えかけるアプローチで、
「内側からの答え」を引き出します。

答えのない時代は、“答えをつくる”時代です。
私たちは「アートな思考」を生み出す、感性を刺激するアプローチで、 「まだ見ぬ未来」を引き出していきます。

言葉にならない違和感、心に引っかかるイメージ、ふとした直感。 それらは理屈よりも正確に、未来のヒントを教えてくれることがあります。
ピカソはこう語りました。 「私は子どものように描けるようになるまで、一生かかった。」
大人になるにつれ身につけた常識や知識は、同時に感性や自由な発想を閉ざしてしまう。 だからこそ、いまこそ「感じる力」を取り戻す必要があるのです。
世界では、アート思考が経営や教育の現場で急速に広がっています。
たとえば、ニューヨーク近代美術館(MoMA)では、現代アートの鑑賞を通じて、 “正解のない問い”に向き合うワークショップが行われ、 組織やビジネス、教育の場面でも取り入れられています。
ご存じのように、一見不思議な絵に見えるような現代アートに“正解”はありません。 でもそこには、“見え方”を変える力があります。 それはまさに、今の時代に必要な「創造的なマインド」を育むものとして期待されているのです。
これらは、ビジネスだけでなく、スポーツ、教育、芸術にも、 そして“人生そのもの”にも通じる話です。
今、多くの人が物質的な満足を超え、 「どんな人生を送りたいか」「どうすれば幸福を感じられるか」を問い始めています。
私たちは、その答えを与えるのではなく、 あなたの中にある“まだ見ぬ未来”を引き出すために寄り添います。
知識や理屈ではなく、「感性から始まる創造」。 そこからこそ、新しいヴィジョンと、行動のエネルギーが生まれるのです。
創造的マインドの専門家 岡田裕之とは?

人と組織の心を、
創造的に。
ヴィ・ホライズン株式会社は、
「創造性を引き出す」会社です。
心のプロ、答えを引き出すプロとして
人と組織の創造力を、
内側からサポートしていきます。
岡田裕之
創造的マインドの専門家
ヴィジョンホライズン=Vision Horizon
― 地平線の向こうに、いつも夢を描き創る ―
3-2・感性に訴えかけるアプローチとは?
アート思考×人間科学×実践知。
これらを融合したものです。

感性アプローチはフィーリングや心の気づきを大切にしますが、 感覚的なものだけで終わらせることはありません。見える世界が変われば、課題を見極める必要があります。